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落下の解剖学のMattozのレビュー・感想・評価

落下の解剖学(2023年製作の映画)
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・ミステリと言う勿れ

舞台はフランスの山小屋。誰も容易には来れない。早い話が密室。容疑者はほぼ一人。妻が犯人、そうでなければ自殺。ミステリーと言うには質素すぎ。科学的アプローチもお手上げ。
殺されたかもしれないし、そうじゃないかもしれない。
だから裁判は印象で判断することになっていく。
これは真相を解明する話じゃない。

・真実はいつもひとつ

だけど真実には誰も興味がない。映画内の弁護士が何度も言う。
「真実かどうかなんてどうでもいい」
つまり「どう思うか?」って主観が重要。
裁判は真実を明らかにする場所なのに印象で判断しそれを事実とする。
裁判って凄そうだけど欠陥がある。

ここで主観で判断することを責めるのは簡単。誰でもできます。でも他に手段あります?
決定的証拠がない。白黒はっきりしないなんて事なんて世の中にたくさんあります。
「それってあなたの感想ですよね」
でも感想で判断せざるを得ない事って結構ありますよね。
どうすればいいんですか?これ。
続きはnoteで書いてます。
https://note.com/mattoz/n/n62ab8d12ad8f?sub_rt=share_pw
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