Mattoz

フォードvsフェラーリのMattozのレビュー・感想・評価

フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)
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お前なんかもう死んでいる。
有吉弘行が出した本。生き残る法則を50個教えてくれるらしい。
今や「有吉の~~」ってタイトルの番組が乱立してる。
一度死んで復活したシンデレラ芸人。
でもほとんどが一度死んだら戻ってこれない。
男らしさなんかもそう。

対戦相手は現代社会

同じ値段ならスポーツカーよりベンツの方がモテる。
スポーツカーは街乗りに向かない。
ケンの工場でそんな会話をしてる。
荒々しく乗れと。街で?何のために?
意味なんてない。そう乗るものだから。
速く走るための車。それがスポーツカー。
この映画での「男」はその速さを追い求めるやつらの事を言う。
フォードVSフェラーリってタイトルだけど、戦ってるのはスーツ組だ。
レース後フェラーリの創業者エンツィオとケンはアイコンタクトをする。
採算、売り上げなんて気にせず速さを追求するエンツィオはケンやシェルビーの同類だ。
二代目フォードと副社長のレオは現代的な男。
打算と規則を駆使して生きる男。ウソ泣き、演出、圧力、お世辞。
男の邪魔しかしない男。
彼らはスポーツカーに乗らないし乗れない。荒々しいのは手に余る。
荒々しいと言えば、荒馬なんて言葉があって、ロデオはそれを乗りこなす競技だ。カウボーイがやってるイメージがあるし、発祥もカウボーイの説がある。
ケンもシェルビーもなぜかカウボーイハットをかぶっている。
カウボーイハットをかぶったシェルビーが
「7000+ GO LIKE HELL」と書かれたボードを掲げる。
7000回転の世界は男の世界。一つだけを追い求め、死がすくそこにある。
そんな世界では生きられないのがスーツ組。
続きはnoteで書いてます。
https://note.com/mattoz/n/ndcae986211f8?sub_rt=share_pw
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