これまた果てしなく気持ちが遠くに行ってしまう作品だった。(名作)
わたしという人間は他者にはどう映るのか、出会った状況や使う言語の違いも関係するし、見かけや声の大きさも関係するかもしれない。
この作品でいえば、これまでの人生で作ってきた夫婦や親子の信頼関係は、偶然の重なり合いで揺らいでしまうほど不確かなものだったのか。きっと違う。
他人がそれを不確かなものに仕上げてしまえるのが本当の恐ろしさで、それぞれが築いた心の関係に他人が入る隙などどこにもない。
裁判を通して描かれているけど、現代社会においてこういった事はたくさんある。
子役に拍手、みんなに拍手。
謎解きがしたい人にはおすすめしません。