フランス映画の心理描写って息が詰まる。
ドキュメンタリーのようなカメラワークが多くて、これはフィクションではないと言っているようだった。
内容は思ったよりもリーガルで、裁判を進めながら話が進むけど、タイトルの通り、"落下の解剖学"が肝になる。
裁判のディティールも凄くて、弁護士と検事の一挙主一投手で判決が決まる様子がかなりリアルだった。そこに座っている息子視点のアングル、すごい。
全体を通して長尺のセリフが多く、役者の演技力と脚本の台詞を全身で浴びた感じがする。
息子の最後の証人としてのセリフ。ここ人生のタメになりすぎる。
あと犬賢すぎ。アカデミー賞でお座りしてたの偉すぎ。