フランス映画なのに一応結末もハッキリさせてるから意外だった
エンタメではない裁判モノ
エンタメ性を嫌う私としてはすごく面白かった
自分が生きてる世界に近い感覚で見られるから
裁判を傍聴してるように、証拠が、現実が、ただただ並べられている
誰かの視点にすり替わったり、本当はどうだったのかを説明したりしない
自分が生きてる現実と同じ
世界は主観でできてるんだよ
誰が見ても同じモノなんてないんだよ
それにしても論点が次々にすり替えられて、あたかもそれが本当だったかのように進められていく裁判シーンはすごかったな
自分もいつもこうやって誰かに騙されてるのかもって思った
私は殺してない
問題はそこじゃない
人からどう見られるからだ
2つの選択肢があったとしても、どちらかに決めなきゃいけない
どちらにも可能性があるとしても
1つのフリをするの?
フリじゃない、心に決めるの
母が薬を父に飲ませた可能性は?
その可能性もある
では何故その選択肢を排除するのか?
母にそうする理由がないから
裁判と同じで、証拠がないなら状況から推測して判断するしかない