菊ロ

落下の解剖学の菊ロのネタバレレビュー・内容・結末

落下の解剖学(2023年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

観た2ヶ月後にまたレビューを書き直した、家でPIMPを聴きながら話していたら落下の解剖学の映像の記憶がフラッシュバックした。

私がこの映画で好きな所は現実性だと思う、映画の予告で観た時と劇場で映画の全てを観た時かなり印象が違った、私はてっきり実は息子のせいだったとかフィクション性のあるストーリーの印象を受けていたけど違った。
良い意味で裏切られたと思っている、この映画はドキュメンタリーに近い映画だと思った。

この映画はスッキリしない、息子の言葉で無罪の判決が下った時も安心感はあるけど隅にまだモヤモヤが残っていた、理由は多分全て夫が死んで真相がわからないのでずっと仮定で物を話しているからだった。
夫が飛び降りたシーンもシミュレーションであったり、実際のシーンは映っていない。実際は自殺だったのかもしれないけれどもやっぱり私にとって100%信じ切る事は出来ないなと思った。
夫と妻の喧嘩のシーンもそうだった、私があのシーンは夫が可哀想だなと思っていたけど他の人とこの映画の話をした時その人は夫がウザいと言っていた、上にある様に「私にとって」という言葉を沢山使っているが、観た人それぞれで真相の予想は違うんだろうなと感じた。
私はこの映画を観てからよく作業bgmにPIMPを流す様になった
菊ロ

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