日本版ポスターにある『これは事故か、自殺か、殺人か』というキャッチコピーを鵜呑みにして鑑賞すると肩透かしをくらうので注意。
何故なら今作は誰が犯人か？といったサスペンスがメインではなく国籍、ジェンダー、言語、障害、価値観などの家族関係を法廷劇を通じて描くヒューマンドラマなのだから。
個人的に印象に残ったのは喧嘩のシーンでこれは自分が日本に住んでるから感じるのかもしれないが所謂日本的価値観からすると夫と妻の関係性が逆になってるのが面白かった。
これは意図的にそう描いてるのかは気になる。
あと子役のミロ・マシャド・グラネールの演技が素晴らしく今後が楽しみでならない、あと犬のメッシくんも最高だった。
自分はサスペンスを期待してしまったのでこの評価だがこれから観る人は所謂アカデミー的作品だと念頭に置いて観ることをオススメします。
