雪に囲まれた山荘で暮らす夫婦と目の不自由な息子。そこに息子に献身的に寄り添う犬が一匹
夫が転落死した事から物語が動き出す
事故か自殺か殺人か…
解釈が多い状況に、家族しかいなかった状況等により、仮説や想像で進む裁判
そんな中提出される一つの録音データ
どちらの結末もありそうな裁判の行方…
そんな中、一人の人物が知恵と勇気を振り絞り出した結末…
ベッドの上で「怖かった」と言ったセリフに不安を感じたのは私だけだろうか
家族に見せる顔
友人に見せる顔
他人に見せる顔
他人事はつい100対0で考えてしまいがちだが、喧嘩一つとっても憎しみ100%という事は少ない
見ることの出来ない人間の内側
フランスの見慣れない裁判に違和感を抱きつつも、行き着く先の見えない空気の漂う、余白のある作風を堪能した
犬がかしこ