法廷劇ではあるが謎解きミステリーではないとの事前情報があったので、夫婦関係が崩壊していく様を表現した映画として充分楽しめたけれど、観終えた後やはりどうしても夫の死に関しての真実は何だったのかが気になって、そのことばかり考えるようになってしまった。
夫が明らかに妻を挑発していて、妻も応戦している、とても第三者には聞くに耐えない状態の夫婦喧嘩を夫は何故わざわざ録音保存しておいたのかってことから、私なりの取り敢えずの結論は出た。けど、反証材料も色々思い当たるしなぁ……。って、結局作者からの「客観的事実」が提示されていないだけで、ミステリーとしても結構楽しめたってことか！？
あと、テーマとは関係ないですけど、妻が障害を非常にネガティブなものとして捉えている態度には疑問が残った。
