真実や事実のない世界に生きる者たち
特徴的なのは物語で飛び交う台詞。
空気には緊張感が走り、言葉には勢いがある。観ている者を不安にさせ、スクリーンから目を離せなくする。掴んで揺さぶり離さない、そんな不思議な力強さがある。
「真実や事実が見えない」これは私たちの世界でも同じだと思える。この映画の住人は何を見て、考え、感じたかを私たち教えてくれる。それを私たちも同じように見て、考え、感じるかを決める。
観る人によって理解するものが違うそんな映画。気になってある人がいるのなら私は「是非観るべきですよ」というでしょう。