【落下の解剖学 Anatomy of a Fall】
★★★★☆ 3.7点
【法廷ものなのに、白黒つくのに、気分はグレー🩶】
\作品情報とみどころPOINTは投稿スライドをCHECK/
『夫が転落死した』
その事実に対してその現場にいた妻と
視覚障害の息子と犬が法廷で証言する話。
ただ事実は法廷ではいかようにも曲げられる。
そうされないため技術と訓練を
旧来の友人弁護士からサポート
解剖の結果、
血痕の科学的分析、
夫との仲
前日の大喧嘩
当日の嫌がらせ
次第に矛盾する証言
次々と明らかになる証拠
そして息子ダニエルの決意の証言
幾重にも重なる状況証拠が裁判官や裁判員、
そして我々を振り回す。
そして判決後の心情とその後の真実。
とても緻密に作られた脚本だと思う。
誰もが裁判官の気持ちで見て聞き、
そして推理したのでは?
それだけに最後は賛否両論かと。
真実は裁判で確定した。
ただ、法廷ものの鉄則である
その後の真の“事実”を教えて欲しかった。
モヤモヤは消えない。
でも重厚な作品を観た満足感は感じる。
第76回カンヌ国際映画祭では
パルム・ドール🏆とパルム・ドッグ賞🐕を受賞
第96回アカデミー賞では作品賞・監督賞・主演女優賞を含む5部門にノミネートされています。
来週のアカデミー賞が楽しみです。
ちなみに現場で流れていた音楽はコチラ💁🏻♂️🎵
P.I.M.Pという曲です。