ゆうし

落下の解剖学のゆうしのレビュー・感想・評価

落下の解剖学(2023年製作の映画)
3.6
ミステリーでは無いかもしれないが、そもそもこの作品の肝となる部分はそこではないのでは。

作中でも出てくるように
信じてるフリをするのではなく、自分が信じたい物を真実と思う。

ここまで物的証拠や話の矛盾点など様々な事を加味した上でどちらか分からない場合はそうするしかないのではないだろうか。

ダニエルは母の無実を真実だと思った。視聴者はどちらを真実だと思うか、というそこを問われている感じがした。

ザンドラ・ヒュラーの演技がこの危うい結末により説得感と疑問感を抱かせてくれて最高の内容。
喧嘩などか発覚していくと悪い人のようにも見えるし、それでも供述や普段の様子を見ていると殺していない様にも思える。
そう思えることがとても面白い。

自分は事故死派。80%。
自殺20%くらい。

他殺はまぁ物的証拠が出てない時点で無いかな〜という予想。
まぁ昔から計画していて、実行にうつして息子が帰ってくる前に処理してる、と考えちゃえばそれまでだが。
ゆうし

ゆうし