3029th

Four Daughters フォー・ドーターズの3029thのレビュー・感想・評価

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『皮膚を売った男』監督の新作。

長女と二女がISに参加したことで失踪し家族を失った母親、三女と四女が本人役として出演、プロの俳優たちとともに記憶を追体験していく。
ドキュメンタリーとモキュメンタリーの間のような不思議な感覚もありつつ、追体験するからこそ剥き出されていく本音が生々しい。

「娘は生みたくなかった」という母親と、「母の首をしめてやりたかった」と言う三女の言葉が印象に残る。
宗教も理由の一つとしてあると思うけど、娘を守ってやりたい親心、一方で自分の若い頃と重ねてつい発露する嫌悪。
同性の親子が抱く愛憎や距離感って程度の差はあれ万国共通だったりしないか
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