仕事を失ったアンサと酒に溺れながらもどうにか工事現場で働いているホラッパ。ある日出会った二人が惹かれ合い、すれ違いながら再会しまた離れ、思いがけない展開に・・。
独特の雰囲気、人生の不条理を醸し出しながら淡々と粛々と紡がれていく二人の出会いのストーリー。スッと心に入り込んでいくような自然で不思議な清らかさを有する映画だった。
ラジオから流れるニュースはタイムリーなウクライナの戦争。
作品自体はもっと古い時代を映しているよう。終始落ち着いた雰囲気で大きな変化があるわけではないのに、しっかりのめり込み、心に染み込んできた。
