水

枯れ葉の水のネタバレレビュー・内容・結末

枯れ葉(2023年製作の映画)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

最初のレジ打ちとパックされた肉のビニールがむにゅって重なる音から、もうずっとずっとたまらなかった。。シーンが切り替わっても音が繋いでてくれる。室内と外も、場所と場所も。

『パラダイスの夕暮れ』と同じく大衆的な貧しさが漂うなかで、リアルとしての戦争を背景に、もう枯れた男女の物語。用意された舞台に希望が全くないのに、それでも愛に救われて?愛を求めて?、2人が別の他人とも関わりながら暮らしている姿にもなんだか見入った。

ここまでノスタルジック満載の世界観とキャラクターで描くことも面白い。古い。みんな古すぎて面白いよ。

劇中歌かつ本人たちも出てくるバンド(Maustetytöt)が本当にかっこよくて、歌詞の和訳がすごく良くて、あのシーンはアツい瞬間だった。もっと記憶したかった「私は囚人」「好きだけど耐えられない」「家でゴロゴロするよ」みたいな…あの歌詞和訳をメモするためにもう一度見に行くか迷うくらい好きだった。(多分行かない、配信を待つ)

お寿司のマドラーが出てきたり、日本語の歌が流れたりしたの気になった。

そんでチャップリンのお返事最高🐕
まだパンフレット読んでないけど読んだらウインクの理由が少し知れるかな。いつかわかりたいな。
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