引退を宣言していたアキ・カウリスマキ監督の『希望のかなた(2017年)』以来6年ぶりの作品。
市井の、それもどちらかと言えば社会の底辺側に暮らす人々に優しくユーモアがある眼差しで描く姿勢がアキ・カ…
いやたまたまなんだろうけど、ジムジャームシュのゾンビ映画ふたりで観るシーンから映画館あとにするとこ、ブレッソンの田舎司祭の日記、ゴダールのはなればなれに..例えにする頓珍漢な客のセリフ一連まで、あ…
本当に80分だったのか…150分くらいの見応えだった。しかしこれが現代のフィンランドの話なのか…。細やかな暮らしと細やかな愛。女の人のターコイズブルーのコートがいいな。そして微笑。「すぐ来て」からの…
>>続きを読むスーパーで働くアンサ。警備員が見つめてる。仕事が終わって家に帰る。黄色い質素な家。ひとり暮らし。ラジオからウクライナ侵攻のニュースが流れている。チンした食材をそのままゴミ箱へ。
金属加工工場みたいな…
ラストの病院の入り口で待つアンサのウィンクから2人が歩き出すシーンがとても良かった。数々のすれ違いからお互いが望んで得た結果になったラスト。
相変わらずこの監督の作品はキャストの表情がほぼなく、台…
正直寝ちゃうかな?と不安になったけど、音楽が豊かで、登場人物のコミカルでシニカルなやり取りに見入ってしまう作品。無表情なのに時折微笑んだり、ウインクする女性がキュートだった。貧しくて理不尽で、世界は…
>>続きを読む© Sputnik Photo: Malla Hukkanen