とある雑誌のコラムで作品のことを知り、足を運んだ。現代でありながら古風でノスタルジー。日常をただ映しているようで上品でこだわり抜かれた色づかい。シャツとジャケットの色なにかわいい。生活音が心地よくて音楽は生活のなかで流れだす。カウリスマキ監督でないとつくれない、撮れないものだとおもった(初鑑賞だけど)。引退宣言を撤回してのこの作品。ふるえちゃう。…自分の文章力のなさをうらむ。
鑑賞環境の話で、作品が額縁におさまるようにぴったりハマる劇場があるんだと発見があった。ミニシアターのよさ。ときどき聞こえるいびきですら作品のひとつみたいでおもしろかった