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枯れ葉のpochioのネタバレレビュー・内容・結末

枯れ葉(2023年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

アキ•カリウスマキ監督の映画を観たくて。

見始めて バーで流れて来る音楽(後にバー歌っていることがわかった)が聞こえた時にこの映画見て良かったなぁ〜と思った。
決して大きな映画館、スクリーンというわけではないんだが、心地良い。

部屋も色使いも良くて使い勝手が良さそうな感じ。3人の職場の方達も赤青黄色揃ってて可愛い。自然体なかわいさ。

そうそう。そういうところが好き

フィンランドはとても好きな国でまた訪れたい国。一度行った時 幸福度高い理由が分かった気がした。
みんなゆったりしてて 人が温かくて 穏やかで 昼はちゃんとヒュッゲ?フィーカ?してて。電車にわんちゃん乗ってて。
トラムが走ってて。

でも私美化してるのかもしれないなぁ。
みんな幸せでみんな不自由なく過ごしてるのかなって思ってた。こういう現実もあるかもしれない。

でもその中にある幸せ 些細なことを幸せと思えること そんな日常良いなと思った。

先日みたPARFECT DAYSもそうだけど
なんだか些細な日常の穏やかな瞬間って良いなぁと。

アンサ、良い女!!そちらのゾーンに行くのではなく、上がってきてもらう感じ。
最後の松葉杖も合わせるではなくてなんだか尻に敷いてる?感じ。気持ちをしっかり伝えるところも素敵。
そして、トーベの女優さん?なのかな?

現代で戦争のニュースがラジオから流れて悲しくなる 間違いなく現代なのだけど
どこか懐かしい?アナログ?な感じ?
電話番号無くして思い入れのある場所行くのとか。良いね。
フィンランドにとっては我々より身近にある戦争。
なんとも悲しい。
でもその中でも、幸せなことはある。

何気ない大人の恋愛を覗かせてもらったような なんとも言えず幸せな気持ちになった。


枯れ葉が落ちて、
誰かと
歩ける幸せ

こういう映画を一本でも多く観ていきたい。

カリウスマキ監督ありがとう。
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