この映画、合う人合わない人が分かれる
はっきり言って結末や直接描写を見たがる大多数の日本人向きではない 全く違う
かなり意地の悪い作品
いかにこの虐殺とか凄惨なものから目を背けて生きているかとかではなく、本当に無関心だからこそ普通に生活してる様子をただ淡々と写し続けてる
この家族にとってはこれが普通で、これが日常で、隣にあるのはただの工場みたいなものでしかない
淡々と進むからこっちも慣れてくる
最初は身構えてみてた物がだんだん普通に見えてくる、その自分自身の関心がなくなる瞬間が1番ゾッとした
今ガザとかウクライナで起きてること、毎日ニュースでは見るけど「どうせお前らも生活には関係ないし無関心で日常送るんだろ?」って言われてる気分なった
説教臭くはある
ナチュラルに気分悪くなりたい人見た方がいい
身構えてみに行ったせいか、映画館のポップコーンの匂いで「焼却場もこんな匂いするんかな」なんて考えた
あと、惜しむらくは音響がこの作品重要なのに日本の映画館で音響まともなところで全然上映ないところ（シネマサンシャインはええかも）
ちゃんとした環境で見たかった
