ちぴ郎

関心領域のちぴ郎のネタバレレビュー・内容・結末

関心領域(2023年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

映像がすごくスタイリッシュで綺麗なのに、ずっと不穏な音がし続けていた。。
壁一枚挟んだ反対側では毎日何千人も虐殺されているのに、「無関心」でいるとあそこまで、幸せに健やかに笑いながら、ずっと求めていた場所として天国のように暮らせるんだな…
それにアウシュビッツの女王の母は、娘が取り返しのつかない化け物になっていると気づいて何も言わずに出ていったんだろう…夜眠れない娘も、幼いながら異様さに気づいて心に支障を来していたんだと思うとつらかった。
光の女の子がしていたこと、受け取った楽譜がとても印象的で、めちゃくちゃ勇気のいる事だし命を賭けて限られた中できることをしていた人もいたということが、今世界各地で起きている戦争を止めたいと願ってはいるけど、できることなんて無いと思ってしまうけど、自分が生きている日々で関心を持って声をあげたり、できる範囲でもいいから続けないといけないな。

2024.40
ちぴ郎

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