tomoya

関心領域のtomoyaのレビュー・感想・評価

関心領域(2023年製作の映画)
3.7

ユナイテッド・シネマとしまえんデビューです
安く見れるに越したことはない😌

国際長編映画賞取ってたのは知ってたけど、音響も取ってたのね!
DOLBYで見ればよかったかな😅

気合い入れて書くべき作品な気がして
長文レビューになります🙇

「関心領域」
よく無関心が1番怖いという話を聞きます。
自分はわりと色々なことに興味を持つタイプなので、無関心ということはないけど、関心が無ければその情報はもちろん入ってこないわけだし、聞いても関心が無ければふーんで終わってしまう
このタイトルはお見事だなと思います👏

難解といえば難解。
どう見るかによって感想が全く異なるのではないかなーと思います🙄
「あなたはこの映画のどこに関心があるのか」
的な問いかけを終始された気がしました😵

最初の数分の暗闇と異音でチューニングを行います。
この映画は視覚だけでなく聴覚も研ぎ澄まさなければいけない、と。
そして最後の展開まで考えると、あの時間は見ている我々があの時代にタイムスリップしていた時間だったのかなとも思いました🤔
俯瞰ショットがちょこちょこ挟まれていたから余計にね!

映像が始まってから画も音楽も違和感が多く、「視覚から感じる関心」と「聴覚から感じる関心」がこれでもかと押し寄せてきます。
例えば、、、
なんで男は皆黒パンツなの?とか、電気を消す描写の長回しなんで?とか、些細なことを気にしだすときりがない。
もちろん隣から聞こえてくる音への関心が1番ですが、、、😨

最初の10分くらいですごい人がいっぱい出てきた時点でこの作品あんまりストーリーを追うやつじゃないなと思ってしまった。
よく聴くこと。よく見ること。
序盤で書いたように本作の様々な要素「ストーリー」、「設定」、「音」、「展開」、「登場人物」など、今回の映画を見る上でどの関心領域を広げるかで感想が変わってくるような。
ある意味で我々も試されていたのではないかなと思います🤔

印象的だったのは赤ちゃんの泣き声。泣き方がちょっと異常だった。ずっと泣いていた。
純粋無垢であるが故に何かを感じとっていたのではないかと思います。

そして最後の展開は震えました😱
一気にどん底に落ちたような気がしました。
「見て見ぬふり」と「無関心」は似て非なるもの。
「故意」と「無意識」だから。
掃除をする彼女たちはどちらなのでしょう。
長くそこにいると関心が自然と薄れていくのか。見たくないから目を背けるのか。
こういう所で仕事をしている人のことを考えたことが無かったので、とても興味がわきました🙄
仕事と割り切っているのか、葛藤があるのか、、、

で、これを我々に当てはめてみるとってなってしまうわけですが、、、
無関心なことに良いも悪いもありません。
関心がないことに興味を持てって言うのはちょっと無理があります😅
0を1にする、関心を持ってもらうってすごい難しいんです😭
考える必要があるのは関心領域を故意に縮めること=見て見ぬふりをすること。
誰でも何かの領域を縮めることはあるので、縮めるなとは言えないけど、縮めたものをもう一度広げる努力は必要なのかもしれないなーと思いました🤔
「あれって実際どうなってるんだろう」とか、「前は無視しちゃったけど、今回はやってみよう」とかね😌
物事の大小はあれど、これが出来れば世の中がハートフルになるかもしれませんね😌

アウシュヴィッツ行ってみたくなったなー
今作では出なかった塀の向こう側で起こったことを自分の目で確かめたい、、、

長いし、思ったことを言語化出来たか怪しいけど、関心を持ってレビュー見てくれると嬉しいな😹
スコアレスな感じもするけど、映画としての評価はこれくらいです🤔

p.s

ユナイテッド・シネマとしまえんもとても雰囲気がよかった!
東京のシネコンはどこも広い😹
空間が楽しいです😌

タイミング的にマッドマックスのレビューに挟まれそうな本作
ごめんね笑
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