このレビューはネタバレを含みます
タイトル通り関心の領域をどれだけ広げられるかこっち側も試されてるように感じる映画だった
音響賞取ってるのもあってやっぱり予告もそうだったけど不気味さと焦りを掻き立てるような音楽が凄くて
起承転結もあまりないただの日常の中に違和感を織り交ぜられたなと思うくらいにさりげない会話からこの家族の日常の異常さを感じ取る事ができた
壁の奥に聞こえる叫び声や銃声、煙や匂い、ブーツについた血、歯を集めて遊ぶ子供、お世話になっていた元主人の財産を貰えて喜ぶ大人、でも皆んな目の当たりにすることなくなんとかそこから目を逸らして生きてるのが凄い
わかっていたはずなのに目の当たりにして逃げ出す奥さんの母親がすごく印象的
奥さんの「私の夫があなたを灰にしてばら撒く」みたいなセリフも本当に恐ろしかった
