劇場はほぼ満席。
アカデミー作品賞ノミネートだけに関心は高いのかと。
ホラーよりも恐ろしいとの触れ込みだったため、劇場で見るか迷ったが、今作は音が非常に重要な役割を果たすので、間違いなく劇場作品だろう。
ただ正直何を見せられたのか…
ラストは正直ゾワっとしたが、それまでは何が何だか。
無関心の恐ろしさを淡々とした映像と音で表現しているのだが、不快な部分が多い。
そういう意味では「お前も無関心か」と監督に言われているのかな。
「ホテル・ルワンダ」でアメリカ人の記者の『世界の人間は怖いねとだけ言ってディナーを続ける』というセリフがあったが、まさにそれを表現したのだろう。
なぜ人間はこういう大きな過ちから学ぶことができないのだろう。
反戦映画として少しでも世界平和に繋がってくれることを祈りたい。