マッシモ

関心領域のマッシモのネタバレレビュー・内容・結末

関心領域(2023年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

アウシュヴィッツ強制収容所の真隣で平穏に暮らす所長家族の物語。

全編に不協和音(物理的に悲鳴と銃声がちっちゃく聞こえてる)に満ちたドロっとした人怖ホラー。

【キャスト】
(Wiki抜粋)
ルドルフ・ヘス :クリスティアン・フリーデル
ヘートヴィヒ・ヘス:ザンドラ・ヒュラー
オズヴァルト・ポール:ラルフ・ハーフォース
ゲルハルト・マウラー:ダニエル・ホルツバーグ
アルトゥール・リーベヘンシェル:サッシャ・マーズ
エレオノーア・ポール:フレイア・クロイツカム
リンナ・ヘンセル:イモゲン・コッゲ(

【ストーリー】
何か起こる訳じゃないので書くこともない。

【総評】
(全体感)
音響とカット割が全ての映画。アウシュビッツ所長宅の日常映画という存在だけで薄気味悪さを醸し出している。

逆にそれ以上が何も無い。ストーリー性のある出来事はあるにはあるが、物語としては展開させないし使いもしない。あるがままを見せているドキュメンタリーみたいな作りをしている。元は小説な訳だからここまでリアル路線にしなくてもも思わなくも無いがA24的には安物ホラーに下がりそうな演出は廃したということなのかしら。

(良かった所)
小言は書いてるけどシュチュエーションホラーとしては見てて悪くは無かった。だって撮り方がホラーだったしね。本来そこを評価するもんじゃないのですが私の感想はホラーに偏ってるのであしからず。

(そうでもない所)
言いたくはないが、アウシュビッツのという枕言葉だけで2時間引っ張るのは娯楽としは些かしんどいかなと思う。

一本筋のある出来事があっても良かったかもしれない。所長の昇進イベントはあるにはあるけど何だろう帰結がないので何だかなぁと思う。

【あとがき】
公開館が割と渋いのは内容よりも娯楽レベルの低さからからなんですかね。これならコナンでも流しといた方が劇場としてはええでしょう。
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