直接的に描かれないことで、観客に想像力を膨らませ、人の無関心の怖さをまざまざと見せつけてくる。
ずっと耳を澄ませている必要がある。
会話がとぎれないことの怖さ。
誰も気づいていないのか、聞こえているがそれが環境音となってしまった「慣れ」の怖さ。
笑い声と銃声。
夜ご飯とずっと稼働している焼却炉。
綺麗な庭と黒い煙。
川遊びと灰。
途中に入ってくるモノクロ(サーモグラフィーのような?)はユダヤ人の女の子かな?
ルドルフ所長の妻の母親は、異常さに気づいたんじゃないだろうか?
寝れないよね。
「普通に」寝れていることが怖いよね。
最後の息子くんの「二度とするなよ」
泣き止まない赤ちゃん
弟を閉じ込める兄
銃声や悲鳴、叫びが子供の残忍性を高めてしまっているのではないだろうか。