2023年カンヌ映画祭のグランプリを獲ったこの作品、あえて壁の向こうの惨劇を映さず銃声や悲鳴などの音で表現していることは判るけれどはっきりいって映画として面白いものではなく退屈極まりなかった
良い映画とは何度でも見返したくなるようなプロットや映像美を持つものなので映像哲学が感じられない一点透視に注力した映像ばかりが続くとそりゃ開始20分ほどでリタイアしたくなってしまう
『落下の解剖学』もそうだけど観客に想像力を委ねてくるような作品はとことん好かないのとやっぱり自分には話の展開がほとんどない作品は肌に合わないって改めて感じた