正直予告編でお腹いっぱいかなあって感じする。裕福な家庭の隣に強制収容所があって、叫び声とか焼却炉の音が聞こえるけど、家族たちは無関心です、それでしかない。
この家族たち酷いなあって思ってる観客に対して、あんたらだってウクライナに無関心やんけって現在の状況を制作側が暗に皮肉ってるのかもしれない
ほぼ定点、あっても横移動のミニマムなカメラワークで、登場人物がそこにいる感じを演出するのは上手くて、映像に死ぬほどこだわりがあるみたいだからそういう評論家筋からは好かれそうだなあって思った。
だけど2時間近くの映画にする意味があったかと言えばそうじゃないかなあ。20分の短編であらすじも全く宣伝しない、っていう感じにした方がこういう題材に向いてる気がする。無駄に引き伸ばしてる感じするから、共感性が強い人間じゃないと全然引き込まれないと思う。自分は引き込まれなかった。
なんか、メッセージとかシチュエーションありきの映画増えてる気がする。
