ただただ淡々と日常を描いた作品なのに…
胃液が込み上げ🤮耳鳴りさえした🤯
『関心領域』
今作は
アウシュビッツ強制収容所初代所長
ルドルフ・ヘスとその家族の平穏な日常を
描いた作品。
だけど
彼等が住んでる家はアウシュビッツ収容所
の隣と言う特殊なケース💦
普通の神経であれば
アウシュビッツのお隣さんってだけで
メンタルやられるのに
隣から漏れ聞こえる悲鳴…
鳴り響く銃声…
真っ青な空を覆う黒煙…
それら全てに全く関心を示さない彼等
彼等の関心ごとは自分達の理想とする
《贅沢に彩られた我が家》のみ✨
ダイヤ💎は歯磨き粉の中から見つけ
リップは先端を拭って使い
サイズが合わなくとも好みの服は所有する
家庭菜園の肥料には隣から出た灰を撒き…
そう…
彼等の贅沢に満ちた生活は全て《搾取》
したもので成り立っている😱
仕舞いには
【理想の我が家】から離れたくないが故
栄転で転属する夫を単身赴任させる妻
大勢の捕虜を虐殺してる施設の隣に
ずーーーっと住み続けたい❗️
って思うこと自体が既にイカれてる😱
そんな彼等に嫌悪感を抱き
鑑賞中も居心地悪く吐き気と耳鳴りがした
だけど
途中からその生活音やもくもくと立ち昇る
黒煙に慣れてしまい映画を見始めた時より反応が鈍くなっている観客💦
【慣れ】と言う無意識に犯している《罪》
吐き気と耳鳴り…
ソレはヘス家族に対してでなく、
己に対してだと気付き
鑑賞後にそんな自分と対峙した…
『落下の解剖学』に引き続き
今作も強烈な役を演じたザンドラヒュラー
上記2作で
【強くて怖い女】のイメージが付いた彼女
次はどんな強い女を演じてくれるのか
怖い反面楽しみでもある✨