こなごな

関心領域のこなごなのネタバレレビュー・内容・結末

関心領域(2023年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

「無関心という恐怖」というコピーと不快な人工音で煽ったトレイラーは正直ミスリードだと思う、というのも、所長夫婦や同列の同僚とその奥方はみな状況をわかったうえで職務に忠実だったり駐在妻的なポジションを謳歌していた一方、彼ら彼女らの立場で気にするところはしっかり気にしていたし、他の違うポジションを取る人物も複数いたし、終始不穏な背景からありえない音や声が聴こえてくるがそれはあの人工的な音ではなかった、唯一、現代であの場所を掃除する風景が直接的に無関心を表していたが…テーマの事象は有史において必ず語られるべき人類の負の遺産なことに揺るぎはないが、同様に淡々と進められるだけの「ヒトラーのための虐殺会議」に比べて、この作品やそれを取り巻くあざとさに自分は正直乗り切れなかったし、最終的に自分がかなりの割合で苦手なA24ものだったという感想になってしまった大変申し訳ございません
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