このレビューはネタバレを含みます
関心領域!
原題のzone of interestは強制収容所周辺地域を指す当時の用語だそうです。直訳して関心領域。
ストーリーとしては収容所のすぐ横で暮らす家族の話。
なんやけど基本的に何も起きへん。
起きへんのやけど音楽を極力排除されてるから壁の向こうの『音』が絶えず聞こえてくる。
そこに関心を向けるかどうかっていう話なんやけど。
何も起きへんっていう感想を抱いた私は本質的に彼らと何も変わらんのやろな。
なんなら壁の向こうに好奇心を抱いたぐらいやわ。つまらんからなにか起こってくれと。
ほんで迎えたラストはなんか衝撃やった。ほんまごめんなさいって思った。
ということで、構成的にはおもろいなと思ったけど。エンタメ的には、なんもおもろなかったです。
ちなみに途中に何度か挟まれるモノクロの映像も実話からきてるそうで、この作品で唯一の光をモノクロで表現するのもなんかアレやなって思った。
以上