観る前は“収容所の隣でお花畑な無知で無関心な奥様”が出てくるのかと思ってたら、ナチズムずっぽりの無関心だった。その上で知らないふりをし続ける。夫婦の関係でも妻はかなりずるい。都合の悪いことは私に聞かせるなというあの態度。
収容所の音も勿論だけど、ポーランド人の使用人の娘のおどおどした態度もかなりのイヤミス。あと咳。
ラストの現在のカットインは急にこんなに娯楽的な面白さを感じさせていいんですか、すごい後ろめたいんですけどとなった。
こういう映画は前提知識がある上で成り立つものだからおのずと感想が割れて当たり前だと思う。隣のユダヤ人の持ってたあれ欲しかったのよね〜と平然と奪ってくるやつ、家へ帰ろうという映画で知って衝撃だったな。あの口紅よく塗れるよね。
