劇場予告の不気味さと怖ろしさ
不穏な雰囲気が何倍にもなり
陰と陽 光と影の様な出来事が
アウシュヴィッツの光景を映す事無く
音声だけで圧し掛かって来ます。
絶え間なく響く銃声と悲鳴。
そのBGMの中映る 家族の日常が
延々と繰り返される105分。
ホロコースト関連は数多く観ましたが
ヘドロの様に重い足跡を遺します。
特にEDロール中に流れる不協和音。
殺された方々の叫び 悲鳴 抗議…
何万人もの叫びが襲い掛かり
受け止められず逃げ出しそうに。
土に埋められた林檎の意味や
展示されている靴の数にも
心が引き裂かれそうでした。