柊

ゆとりですがなにか インターナショナルの柊のレビュー・感想・評価

3.6
そりゃ楽しくて何よりなんだけど、これってテレビで十分じゃね?って思った。
クドカンの本は確かに面白い、そしてただ面白いだけじゃ無くてそこには世相もちゃんと反映されている。
下ネタも多いんだけど,ストレートに表現するから湿った感じがしない。でもやっぱりテレビで良くない?って思いが頭から離れない。

私が求めているスクリーン上での楽しさとはちょっと方向が違うって思った。
別に文句を言っているわけでも無いし、役者に不満があるわけでも無い。7年経ってもほぼ同じ主要メンバーが揃うって言う事もいかにこの脚本が待たれていたか?を物語っている。

でも2時間詰めに詰め込むよりもテレビで10回に分けて第二弾をやった方がいいなぁって思った。クドカンの良さはその方が発揮されると思った次第である。

映画として山場を作るために韓国企業に買収されたエピソードがあったけど、ああいった飛び道具みたいな場でこそ存在が生きる木南晴夏。レギュラーメンバー以上に爪痕残していた。逆にレギュラーメンバーの必要以上な馴れ合いが見えて私的にはあまり好感は良く無い。

それと同じく
番宣で、至る所で毎回毎回「〜ですがなにか?」と言うフリが滑っていて見てるこっちが恥ずかしくなる。あんまり仲良しエピソードを振り撒きすぎるのも作品にはマイナスなような気もする。
私達はあくまで、リアリティ番組じゃ無くて練って練って練られた脚本の芝居で楽しませて欲しいんです。
柊