このレビューはネタバレを含みます
だいぶ前に知ってからずっと見たいと思っていた作品。
チャーミングなアボジ。
在日朝鮮人のつらさの根源は日本人が作ったものであるとされているので、どうしても負い目を感じてしまう。
言葉は通じても分かり合えないと言うか、きっと許してはもらえないのだろうという諦め感。
戦後世代の私は無邪気に韓国語を学び、近づこうとするけれど、見えない壁に押し返される。
実際、在日朝鮮人の人々について知ったのは、ずいぶん大人になってからだし、ニューカマーの韓国人とは普通に話ができるけれど、オールドカマーのいわゆる在日の人々とは話はできても、どこか受け入れられていない感じがする。
この作品を見ても、私には知り得ない、理解し得ないことが沢山あるんだろうなという気がして、安易に感想を述べることができない。
大学の時に受けた朴一教授の講義のせいかな?