どの国の在り方が正しい、どの思想が正しい、というのは本当に人の数だけあると思う。
それがその時代の正解だったなら、強く信じて生きてきたなら、急に今の時代の当たり前を言われても、受け入れられない、変われない、というのは、この作品に限らず起こっていることだし、だからこそ違う時代を生きてる娘とその面で分かり合えないのも理解できる。
ただ、愛する人や家族を想う気持ちは国も思想も関係ないんだなと。
そして、娘の幸せを願って、自分の信じるものを抑えたところ、娘もアボジの気持ちを汲みながら伝えるところ、素敵だなと思った。