ピョンちゃん

少年、機関車に乗る 2Kレストア版のピョンちゃんのレビュー・感想・評価

4.0
バフティヤル・フドイナザーロフ特集上映にて鑑賞。

少し前に実施された中央アジア・タジキスタンの巨匠フドイナザーロフ特集上映にて全作品観て来ましたのでレビューしておきたいと思います。
フドイナザーロフ26歳のデビュー作。歳の離れた兄弟が機関車に乗って父親に会いに行くロードムービー。のんびりゆるゆるな列車の旅、セピア色の映像も相まってとてもノスタルジックな気分になった。なじみのないタジキスタンの風景に旅情を掻き立てられる。土を食べる癖を持った、デブちんこと弟のアザマットが愛らしい。どこかキアロスタミの映画やタルコフスキーのデビュー作に通じる温かみを感じた。あの辺の人(ものすごく大雑把だけど)はデビュー作のテーマに子どもを選択しがちなのかもしれません。
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