食事にフィーチャーした狂気的なコンセプト、狂ったまっすぐさを持つ役に適役なミア・ワシコウスカ、美しくおしゃれなセットや衣装と三拍子楽しめるトガった1作。
健康問題や環境問題、フードロス、貧富の差、生命への思いやりなどなど、無視できない諸問題は多くある。しかしそれを過剰に意識し、自身の幸せや家族の幸せ、他人の幸せを壊してしまってもいいんだっけ?
大人や友達の言葉によって、人々の葛藤と願望が盲信に変わっていく様は真実味があり、「迷える人や心の弱い人が怪しい宗教や過激な団体にほだされてしまう時ってこうなんだろうな」とやるせない気持ちにさせられた。
叱ってはいけません、強く接してはいけません…今のそういう世の中で、親は、他の大人は、こういう時に子どもをどう守っていけるのだろうか。改めてどのように生きるべきなのか考えさせる、奇抜ながらシンプルでわかりやすい映画だった。
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観た回数:1回
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【星つけた際の"個人的"評価・好み】
※作品のウリじゃなさそうな部分、判断しにくい部分は「-」
総合点72pt/100pt 星換算★★★☆3.6
95=スタンディングオベーション/90=大拍手/80=最高!/70=すごい!/60=良い/50=不足なし/40=あと一歩欲しい/30=うーん/20=さすがにちょっと/10=Z級
《配点》
好み(個人的なただの好み・印象の強さ)
75★★★★
監督(コンセプト・元ネタ・主題・固有演出)
70★★★☆
脚本(設定・起承転結・言葉・脚本のテンポ)
64★★★☆
撮影(構図・カメラワーク・撮影での映像美)
73★★★★
演技(演技力・役作り・演技のインパクト)
70★★★☆
編集(カット・編集でのテンポ・音ハメ)
70★★★☆
音響(録音・音響)
70★★★☆
音楽(サントラ・歌曲)
76★★★★
美術(キャラデザ・衣装&メイク・セット)
80★★★★
配役(キャスティング)
75★★★★
VFX(VFXのクオリティ・VFXでの映像美)
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