ShinMakita

ドラキュラ/デメテル号最期の航海のShinMakitaのレビュー・感想・評価

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☆俺基準スコア:2.0
☆Filmarks基準スコア:3.0




1892年7月。ブルガリア・ヴァルナから、貨物船〈デメテル号〉が英国に向かって出港。その直前、エリオット船長と親しくなった医師クレメンスは、船医として乗船を許可された。唯一の黒人として乗組員たちの冷ややかな視線を浴びるクレメンスだが、エリオットの孫トビーには懐かれるようになる。
出港から数日後、船倉の家畜たちが全滅しているのが見つかった。トビーの飼い犬ハックも死んでいたことから、クレメンスは狂犬病となったハックが家畜を襲ったのではと考える。しかし船員たちが、夜の当直中に不気味な影を目撃するようになり……





「ドラキュラ  デメテル号最期の航海」


以下、ネタバレ号最期の航海。


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未読なんだけど、ブラム・ストーカーが書いた「吸血鬼ドラキュラ」の第七章を映画化した作品。ブルガリアからイギリスまでの航海中の船内でドラキュラが目覚め、船員たちを次々に血祭りにあげていくというストーリー。ちょっと前に観た「オオカミ狩り」はもしかしたらこれからインスパイアされているのかも…

ま、エイリアンやヴァイラス、何でもいいけど「閉鎖空間モンスターホラー」の1つで、そこに女性差別に人種差別という今日的問題を織り込んだ、クロエたんの「シャドウ・イン・クラウド」に近いテイスト。またドラキュラをCOVID19に置き換えたら、また違う見え方もするかも知れません。ドラキュラと言えばクリストファー・リーのような正装にマント姿が思い浮かぶけど、本作はまさに蝙蝠モンスター的クリーチャーなビジュアルでなかなか怖い感じ。噛まれた者も吸血鬼化して、日光で焼け死ぬとこなんかはイメージどおり。(ニアダークみたいな感じ)でも十字架は役立たず(笑)。続編を匂わせつつも納得のオチにはまあまあ満足でした。
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