ゴン吉

ドラキュラ/デメテル号最期の航海のゴン吉のレビュー・感想・評価

4.0
航海中の船内という逃げ場のない空間で吸血鬼に襲われる恐怖を描いたホラー作品。 
コーリー・ホーキンズが主演、アシュリン・フランチオージがヒロインを演じ、リーアム・カニンガム、デヴィッド・ダストマルチャン、ハビエル・ボテット、ウディ・ノーマンらが共演。
原作はブラム・ストーカーの小説「吸血鬼ドラキュラ」の第7章。

1897年8月6日、イギリス・ホイットビーの海岸に誰も乗っていない遭難船が漂着する。その船は、ルーマニアから運ばれてきた50個の木箱を積んでブルガリアからロンドンに向けて航海していたロシアの帆船デメテル号であった。この船には名門ケンブリッジ大出身の黒人医師であるクレメンス(コーリー・ホーキンズ)が初めて乗船し、航海中に甲板の下に倒れていた密航者の娘(アシュリン・フランチオージ)が見つかる。彼女の体には噛まれた跡があった。その後、何者かに家畜やワンコが殺される事件が続き、ネズミすらいなくなってしまう。果たしてデメテル号に何が起こったのか?そして乗組員はどこに消えたのか? 

帆船の乗組員たちが、次々とドラキュラに襲われる。
航海中の船という逃げ場のない空間で恐怖がじわじわと広がる。
前半はダークな映像を基調としてグロくて怖いシーンが続き、家畜やワンコが次々と殺されていき、不気味です。
ジャンプスケア的な演出も楽しめる。
作品終盤はコウモリ男のようなドラキュラとのモンスターバトルが繰り広げられて盛り上がる。
海を舞台にしたドラキュラ作品というのも珍しく、海洋モンスターバトルならではのVFXも見どころです。
果たして乗組員たちの運命は如何に?

2023.11 字幕
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