本音と建て前、嘘と本当。
それでも、受け継がれていく、家族の愛。
コロナ過で、自らを隠している現代。
「見えるモノ全てに意味があるんだよ」と嫌味ったらしい助監督に、
業界の「通例」を叩きこまれる、花子。
だけど、意味なんかないもの、
無意味なものに追い求めてるも、「通例」で夢打ち砕かれる。
そんな中、マスクの中、血をたらして、
正直すぎる男との出会いで、この物語は、大きく動いていく。
何かを隠している、自分の家族。
外側の侵入、カメラ、暗闇で、浮かび上がる本音と真実。
自分の血として、赤く確実に、家族の愛は受け継がれていく。
コロナ過の閉塞感、宗教、社会問題の要素を入れ込みながら、
時にうるさく、時にハグしながら、家族愛を描いた秀作。
コロナ過が落ち着いたからこそ、
あ、家族に会いにいこう!となる、秀作。冬の夜長に是非!