レビュー400作品目
前半は映画監督として創りたいものを貫こうとする花子(松岡茉優)がギョーカイの仕組みと格闘。
プロデューサー原(MEGUMI)と“頼りになる助監督”こと荒川(三浦貴大)の物言いのまぁ腹立つこと腹立つこと。
後半は、ガラッと雰囲気が変わって花子と家族の物語だが、これが滅法面白い。
前半と違って家族には言いたい放題ブチ切れまくる花子、威勢の良い事ばかりいう兄誠一(池松壮亮)気弱で優しい次男の雄二(若葉竜也)。
特に親父(佐藤浩市)の家族に頭の上がらない演技は、記憶にある中で佐藤浩市のベストと感じた。
そして物語を通して花子と家族に寄添う正夫(窪田正孝)。
笑って泣いて2023暫定ベスト邦画。
追記
ラスト近く、教会で雄二の顔のアップ、右目がキラッとなったのは奇跡的なカット。