「インシディアス」5作目。 前作から６年ぶり。
「インシディアス」は、まだレンタル店が元気な頃に２～３作見たと思うが、20年以上前のことなので、事前の話をよく覚えていない。
無意識の領域まで降りて描いた絵画の「赤い扉」から異界に入り込むというのが、キング以前の非モダンな、創元推理文庫「怪奇小説傑作集」にありそうな世界で、楽しい。スモークをたいて照明を変えただけの「異界」なのだが、ブラムハウス・ホラーはそつなく作品世界をまとめる。
70～80年代ホラーでは、「異界」は定番のモチーフだったと記憶する。「エクソシスト」も「オーメン」もリブートされるので、「ポルターガイスト」の新作が作られないだろうか。
