セイラ

タイタニックのセイラのレビュー・感想・評価

タイタニック(1997年製作の映画)
4.6
不朽の名作。何度見ても良い。

それぞれの人間性が良く分かる映画です。
乗客一人残らず、各個人の弱さや醜さ、優しさや強さを知ってしまう。
一晩で恋に落ちたのに、それでも相手のために生きたいとか、相手に生きてほしいとか、そういうことを願える熱って本当に素敵。

甲板で絵を見るシーンがとても好き。
橙色の日の光とか、会話の間とか、言葉のチョイスがだいすき。
最後まで観て泣いてしまうのは、ここのシーンが素晴らしいからだと思います。

あとずっと謎だったことが今回やっとわかった気がする。
ヌードを描くシーンでなぜわざわざ碧洋のハートを着けるんだろう、この場面の時点で忌み嫌うようなシンボルなのに。
そもそも好きな男のひとの前で、フィアンセからのプレゼント着けないでしょうよ、なんてのは浅はかでした。
好きなひとの好みになりたいとか、好きなひとに生きてほしいとか、自由に生きていきたいとか、
男だから女だからお金持ちだからという主語の大きい括りに嫌気がさすとか、
そういうのって身分に関わらず思うことだから美しい。


マーガレット・ブラウン、演奏家たち、あとどうしても憎めないキャル。
実は彼らのこともとってもすきなので、気分が落ちたときにまた観ます。

‐‐‐ポーチドサーモン‐‐‐
ラムを注文するシーンはあったのだけどラムの調理に自信がなかったので
今回はタイタニック号に敬意を示しポーチドサーモンを作りました。
船での最後の晩餐となったコースの一品だそうです。
こちら簡単なお料理で白ワインとお水でゆでるだけ。
お家にバジルのチューブがあったので、マヨネーズと混ぜて、最後にレモンを絞ってかけました。
‐‐‐
セイラ

セイラ