タイタニック号の沈没事故を基に制作された上流階級の女性(ローズ)と貧乏な青年(ジャック)とのラブストーリー。
やはり世界中で愛される作品にはちゃんと理由があって、脚本や映像、キャストから音楽に至るまで、その全てが素晴らしく、何度観ても飽きないし感動する。
客観的に見ればタイタニック号に乗ってしまったジャックとローズは不幸なんだけど、船のチケットを手に入れローズに出会えたことがいかに幸運だったかを必死に伝えるジャックの姿に涙が止まらなかった。
二人が一緒に居た時間は本当に短かったかもしれないけど、お婆さんになったローズが船に持ってきた写真を見て、ジャックが彼女の人生与えたモノの大きさに感動する。
二人ほどじゃないけど、昔の恋人が相手に与える影響って少なからずあると思うし、そういうものを疎ましく思うんじゃなくて、大切にしていきたいなと改めて思わされた(ローズと同じく他人には言わないと思うけど笑)。
あと船が沈む最後の時まで演奏を続けた音楽家たちが居たのは実話だという話を聞いてからは、そのシーンを観る度、胸に込み上げてくるものがある。最期は一体何を思ってたんだろうなー。
