このレビューはネタバレを含みます
ものすごく良かった。英語の表現に関してはおいおい勉強していきたい。
ジャック・ドーソン役のレオナルド・ディカプリオとローズ・デウィット・ブケイター役のケイト・ウィンスレットがとにかく顔がいい。ｴﾝﾀﾞｧｧｧｧで知られるシーンは意外と中盤で、自分が想像していた豪華客船タイタニック号の終わりとは全く違くて、何度も驚いてしまった。終始、この二人の世界に目が離せなかった。
ローズの若かりし綺麗だった時の姿、もちろん100歳を超えた彼女も美しいのだが、序盤に発見された『裸体の女性の絵』に加えて、手鏡を持った時の彼女が「かつての姿ではないけれど」と口ずさむシーン。そして、タイタニック号の中での手鏡を持つシーンや実際に描かれる時の姿。全てが斬新で、ありきたりなと言っては失礼だが、使い古された手法なのに、美しい。彼女は魅力的で、それでなお囚われた籠の中にいいた。そう、外のもっと広い世界へとジャックが飛び立たせる前までは。
そして、思い出される海の底へと消えた思い出であるジャックの姿。なんてノスタルジーを感じされる映画なのだろうと、心が震えた。
最後の氷に包まれるレオナルド・ディカプリオの顔がうつくしく、まさに色褪せることのない彼女の中で生きる美しき記憶なのだと思わせるストーリーに胸打たれた。なんと、美しく儚いのだろうか。
もう一度見ていい、何度だって見ていい。そんな映画だった。素晴らしすぎるよ。
