あーてぃちょーく

タイタニックのあーてぃちょーくのレビュー・感想・評価

タイタニック(1997年製作の映画)
5.0
とても美しいラブストーリーでした。感動しました。

海底のタイタニック号から保存状態の良い裸婦のスケッチが発見される。その絵のモデルであり、沈没船からの生き残りである女性が名乗り出る。彼女は語り出す。時は1912年。贅を尽くした豪華客船タイタニック号はイギリスから航海に出発する。上流階級の娘・ローズ(ケイト・ウィンスレット)と画家の夢を抱く放浪人・ジャック(レオナルド・ディカプリオ)はそこで運命的な出会いを果たす。

映画をあまり見ない私の母でもタイタニックは見たことがあるらしいのだが「これは元気のあるときじゃないと見れないよ」と言うのでそんなに覚悟が必要なのか、、とBlu-rayを買ってはいたものの見たことが無かった。もっと早く見れば良かった。

とにかく規模が大きく撮影にとんでもない苦労があったのだろうと想像される。でもその努力あって、ミニチュアを使った実写を組み合わせた特撮によりリアリティが増していてとても良い映像になっていた。変にCGを使う今の安っぽい映画よりも画に説得力があります。

その中で繰り広げられるジャックとローズのロマンスが良かった。毎日同じことの繰り返しで決まりにうるさい上流階級の暮らしにうんざりしているローズ。その日暮らしで根無し草だが自由を体現しているジャック。そりゃ惹かれあいますよ。ケイト・ウィンスレットはお美しいし、若きディカプリオはハッとするようなカッコよさがある。素晴らしいです。

個人的に好きなのは3等フロアでのダンスパーティのシーンですね。女の子と踊るジャックを愛おしそうに見つめるローズがたまりませんでした。なにこの幸せ空間って感じ。映画的時間が流れているように思いました。

そして事故が起こる船内。1等が優先されたりボートの数がそもそも足りてないなど、ほんと最悪な状況だったんだなと。一度はボートに乗るローズが降りてジャックのもとに駆け寄るシーンは感動しました🥺

長いので何回も見れませんが、これを傑作と言わずに何と言うのでしょう。