ちよめ

タイタニックのちよめのレビュー・感想・評価

タイタニック(1997年製作の映画)
5.0
午前十時の映画祭

あーーもうこの"THE 映画"という感じが観ていて気持ち良すぎる。言わずと知れた不朽の名作というフィルターはかかっているだろうけども。

この上映時間で一瞬たりとも中弛みせず飽きさせないのは本当に凄い。莫大な費用をかけて制作されたこの映画はやはり一度と言わず何度も観る価値はあるなあと思った。

ラブロマンス部分を考えると無理がありすぎるし、いやいや恋盲目すぎだろと思ってしまうんだけど、よく考えて。あの時代のディカプリオが嘘みたいな存在なんだからそりゃ盲目にでもどうにでもなるし、すべてが嘘みたいなシチュエーションでしかない。そしてそれだけでなくしっかりと描かれるパニック要素。それが映画であり、私が映画に求めることだろう と改めて気付かせてくれた。

印象深いシーンは沢山あるけど私の涙腺を一番緩ませたのはまさに沈没している船上での設計主任トーマスとスミス船長のシークエンス。沈没寸前まで演奏するバンドの音楽と相まってなんとも言えない気持ちになる。

そして兎に角、全盛期のレオ様ををこの素晴らしい映画で記録しておいてくれてありがとうジェームズキャメロンという気持ちでいっぱい。スクリーンで観られて嬉しかった。
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