コミナミ

まーごめ180キロのコミナミのレビュー・感想・評価

まーごめ180キロ(2023年製作の映画)
4.3
ママタルト・大鶴肥満が如何にして"まーごめ"を獲得していくかに追ったドキュメンタリー。

この作品を観て自分の中のまーごめ観が変わりました。
お笑いに対する熱、昔から直面してきた劣等感、妬み、青春コンプ、少し不器用で愛おしい両親との関係性、相方や芸人仲間への感謝、誰かを愛する感情、そしてマルシアへの謝意…
あらゆるものがまーごめを生み出し、原動力になっていたなんて。

基本的に笑えるシーンが多くて、映画館なのにあちこちで笑い声が聞こえたのは新鮮な体験でした。

大鶴肥満が赤裸々に曝け出す感情に、思わず胸が痛くなることもありました。
しかし、作中で語られる感情は誰もが抱えたことのあるものなのではないだろうか。目を背けてはいけないのではないか。
つまり、まーごめは生き様そのものであり、自分自身を投影する鏡である。最後の大鶴肥満の言葉にはハッとさせられてしまった…!

M-1の決勝の舞台で、まーごめを叫んでほしいという気持ちが強くなりました。
いや、元々ママタルトは大好きなコンビだから今年こそは決勝で御二方の漫才を観たい…!

エンディング曲も最高に熱くてまーごめ。
非常にまーごめでした。
コミナミ

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