強盗事件に巻き込まれる男の話。
タイトルからして、ワイスピ的なカーアクション映画なのかと思いきや、主人公に次々と不幸が襲う、ドタバタコメディーでしたね。
序盤は車好きな主人公の車が汚されて「嫌だな~」くらいのテンションだったのに、強盗や殺人事件に巻き込まれて、車内がどんどん悲惨な事態になっていくと。
とにかくまぁ、強烈なキャラクターとギャグの数々に笑わされるわけですが、特に印象に残ったのが車性愛者の警官。
彼が文字通りに“カーセックス”をするシーンは、あまりにもバカバカしくて、久しぶりに声を出して笑ってしまいました。
いや~、このシーンを見れただけでも、この作品を見た価値があったなと、個人的には思います。
おバカ映画として楽しませつつも、最後は主人公の成長をちょっと感じさせる結末も良かったし、B級ジャンル映画にしては満足度はかなり高め。
タイトルのせいでパロディ映画と思われて、敬遠されてしまうのは本当に惜しいし、コメディーとして、もっと評価されても良い作品でしょう。
隠れた佳作として、おバカ映画が好きな人には是非オススメしたい作品です。