この半年で中国映画をたくさん観て「シャクラ」で本格的に中国史に興味を持ち、勉強。
そのうちに中国独特の地形は歴史上切り離せないなと。長江、黄河という大河をもっと知りたいと思っていたところに「劇場版再会長江」の上映を知り、ずっと楽しみにしていました。
長江の源流の1滴を撮る、10年前に出会った長江流域の人々と再会するというシンプルなテーマで撮影されていくドキュメンタリー。
子どもの頃に自由研究で源流探しの登山をしたこともあったので親近感もありました。
貨物船のおじちゃんや荷役のおじいちゃんは長年同じ仕事をこなしていてかっこいい。職業に貴賎なしって言えども現実はそうはいかないもどかしさ。愚直に日々を生きている人ほど、立派なことはないと思うんです。
女の国ってほんとにあるんだなって(笑)
つい「ツインズ・エフェクト2」って思ったけどそこまで過激ではないですよね。通い婚の風習が残っているとのことでさらに女系社会がどうやって機能しているのかは気になったところです。
内気なツームーが夢の民宿経営を叶えて、積極的に話せるようになって10年の月日はすごいなと。シャングリラに行ってみたくなりました。
ふとした出会いがその後の人生を変える、まさに一期一会の素晴らしさを実感できる作品です。
トークイベントで監督の「この10年で現地での人の認識が変わった。田舎でも情報量は変わらない」というコメントも印象に残りました。
中国映画を愛する人や中国文化が気になる人は是非観てほしいドキュメンタリー映画です。
続編や黄河を取り上げたい構想もあるそうなので、たくさんの人が映画館に足を運ぶことが実現につながると思います。皆さん是非ともっ！
